聞こえについて

集音器の役割や使い方は?おすすめの機能や選ぶ際のポイントとは?

集音器の役割や使い方は?おすすめの機能や選ぶ際のポイントとは?

集音器はどんな時にどんな役割を果たしてくれるものなのでしょうか。補聴器との区別を明確にしつつ、充電方式、スマホ連携アプリの有無、デザイン性、機能性、操作性など、実際に購入する際の着目すべきポイントについてじっくりみてみましょう。

 

集音器の役割とは?

 

補聴器との区別を明確に!

集音器は、補聴器のように難聴の人向けに開発されたものではなく、生活の中での聞こえに関する不便を解消するためのツールです。それゆえ、補聴器のように、聞こえやすいよう小さな音をあえて拾ったり、不快な騒音を除去したりするような機能は一般的に付加されておらず、単純に音が大きく聞こえやすいようにするものです。また、補聴器が医療機器であるのに対し、集音器は既製品扱いになるため、手軽にインターネットなどで購入することができます。

 

集音器の構造は?

集音器内部に搭載されたマイクが周りの音を集め、それを大きくして耳に届けてくれます。音域による判別はなされず、周囲の音をすべて大きくすることで、日常生活を送るうえで聴力が低下した人の聞こえにくさを緩和させてくれます。

 

どんな時に便利?

補聴器のように、その人の聞こえにあった調整をする必要がないため、ちょっと聞こえにくい場面で耳にサッと装着するだけで、テレビの音や会話が聞こえやすくなるという利点があります。例えば、テレビの音が聞こえづらいと感じた高齢者の方が、家族が驚くような大きさまで音量を上げてしまうことがあります。このような場面で集音器を利用することによって、同居する家族やご近所に迷惑にならない音量でテレビを楽しむことができます。

 

集音器の選び方のコツ

集音器は利用者のニーズにあわせて年々進化を遂げています。集音器を選ぶ際は、形状タイプ、充電方法、スマホ連携アプリの有無など、いろいろな点に気をつけて、自分にあったものを選びましょう。

 

集音器のタイプを知ろう

集音器には、耳につけるタイプと携帯して持ち歩くタイプがあります。

耳につけるタイプでは、耳穴、耳かけ、骨伝導式の3タイプがあり、携帯するタイプはポケットタイプと呼ばれています。

 

<耳あなタイプ>

小型で軽く、周りから目立たないので、見た目やファッション性にこだわる人にはおすすめです。軽いので長時間使用しても苦にならないため、特に生活のあらゆる場面で集音器が必要になった高齢の方にも便利です。一方、小型なため、音の調整などの点で高齢の方にとって不便に感じることもありますが、最近ではスマホの連携アプリから調整できる便利なタイプも出ています。

 

<耳かけタイプ>

小さな本体と耳せん部分が細いアームでつながれており、本体を耳の後ろに隠し、アームで耳にひっかけて使用します。比較的音の調整などボタン操作がしやすく、なくす心配も少ないので、高齢の方には使用しやすいでしょう。一方、メガネをかけている人には耳かけタイプは装着が難しくなります。

 

<骨伝導式>

ヘッドホンのような形をしており、首のうしろからかけて使います。耳の近くにある骨に振動を与えることで、聴覚神経に音を伝える仕組みです。メリットとしては、耳を塞がないため、鼓膜に負担がかからず、耳だれの問題がある人に向いています。一方、音が鼓膜を通して聞こえるのとは異なり、音の伝わり方が不自然に感じてしまうこともあるようです。

 

<ポケットタイプ>

小型で軽量のラジオのような外見で、ポケットやベルトなどに固定して持ち歩きます。耳あなタイプのように小さすぎないため、無くす心配もなく、直接操作がしやすいというメリットがあります。最近では音楽プレーヤーのようにスリムでおしゃれなデザインも出ており、周囲からも見分けがつきにくくくなっています。

 

電池式か充電式かで選ぶ

集音器の電源タイプには二種類あります。電池式のものを選ぶなら、手に入りやすい単3か単4電池のものに注目しましょう。最近は充電式のものが増えており、専用の充電器を使用するほか、USBにつないで充電できるタイプもあります。

 

サイズや重量、デザインを吟味する

集音器をいつも使うのであれば、そのサイズ、重量、デザインも吟味しましょう。小型であればあるほど周囲から目立ちにくく、軽量になる傾向があります。最近はファッション性の高いものも発売されているので、長く使える自分好みのデザインを選びましょう。

 

アナログ式かデジタル式を確認する

デジタル式の集音器は、マイクで拾った音の波を数値化するため、音の質を良くしたり大きさを変えることができます。一方、アナログ式は、集音器が拾った音の波をそのまま加工するため、自然に近い音が聞こえる一方、雑音やハウリングを起こしやすいという難点もあります。

 

スマホ連携アプリの有無

集音器のなかには、スマホに連携アプリをダウンロードすることで、音の大小やモードなどを操作しやすく開発されているものもあります。これならば、耳あなタイプのものでも手元で楽に操作することができるので、高齢の方にもおすすめの機能になっています。

 

機能や操作のしやすさにも注意を

集音器は補聴器ほどの機能が搭載されていないとはいうものの、最近は音量を変える機能や雑音やハウリングを抑える機能、雑音化での会話を聞こえやすくしてくれる機能などがついているものも開発されています。また、操作のしやすさも、高齢の方にとっては特に選ぶ際の重要なポイントになります。小型タイプのものはボタンも小さくなるので高齢の方には不向きになりますが、スマホ連携アプリなどで操作しやすいものもあります。

 

集音器の価格はどれぐらい?

集音器の価格は機能やデザイン性によって異なりますが、最低10万円程度とされる補聴器よりは大変安く手に入れることができます。シンプルで機能があまりついていないタイプであれば3,000円台で購入できますが、小型で目立ちにくい耳あなタイプや骨伝導式のものになると数万円になるものもあります。集音器を購入する際は、使う頻度やデザイン・機能など総合的に検討してみましょう。

 

最後に

集音器が必要になり、実際に購入する際には、重量やデザイン、機能性、操作性、充電方式、価格を吟味したうえで、自身の好みやシチュエーションに合ったものを選びましょう。